
			「木之元漆器店」は日本の伝統工芸のひとつでもある会津漆器の伝統技法「蒔絵」を活かした工芸品を製造、販売しています。
			店内の工芸品は女性スタッフの方がひとつひとつ丁寧に手づくりしており、猫や鯉などそれぞれのデザインに専門の方がいるということで同じ工芸品でもデザインによってその方の味が出ています。
			まさにプロフェッショナル!
			
			
			店内には、ねこや干支の「桐の粉(きりのこ)人形」。
			蒔絵を施したグラスや、ペーパーウェイトなど数々の商品がありお土産に購入することができます。
			事前予約で「蒔絵」と「桐の粉人形の絵付け」を楽しむことができるということで実際にやってみましょう!
			
			
			絵付け体験は30人までの団体様でも体験することができるということ。
			手鏡やボールペンなど14種類が用意されており、好みのものを選ぶことができました。今回は「黒う
			るしのガラス風鈴」の蒔絵にチャレンジ!(蒔絵の方が難しいらしい…(笑))お手本の蒔絵を見せて頂
			きながらやってみるものの、やはり伝統工芸。筆使いや配色が難しい…それでもスタッフの方に丁
			寧に教えて頂いたおかげでなんとか完成。波と鯉を描いてみたのですがわかりますかね??? 自
			分ではとても満足です!(笑)
			
			
			「桐の粉人形の絵付け」にもチャレンジしました。桐の粉人形ってなんだろう?と思い聞いてみると
			会津特産の桐の木片になんとラーメンの粉を混ぜて固めた後に手びねりで形を整えて作られた人
			形なんだそうです!ラーメンの粉。喜多方ラーメンが有名な地域でまさに喜多方らしさ溢れる人形
			ですね。絵付けをできる人形は12種の干支とかえる、ふくろうの計14種類が用意されていました。
			
			
			干支の人形はサイズが小さいものなので2種類選ぶことができ、なんだかお得な気分。ということで
			今回は干支の中から「猿」と「猪」をチョイスしました。桐の木片が入っているということで少しザラザ
			ラとした手触りの人形に、アクリル絵具で絵付け開始!絵の具を触ること自体が久しぶりでなんだ
			か懐かしい(笑)こちらも蒔絵同様、筆で顔や手を描いていきます。お手本はやっぱり綺麗ですね。
			でも蒔絵よりは上手くできました!手乗りサイズがとても可愛らしいですね。
			「蒔絵」と「桐の粉人形」はどちらも約1時間で体験でき、塗料が乾けば当日のお持ち帰りができます。
			
			
			完成して塗料の乾燥を待つ間、店内を見渡すと細部まで描かれたねこの「桐の粉人形」が目に入り
			ました。学校になっており、今にも動き出しそうな人形たちに感動していると、スタッフの方から「2階
			に行ってみてください!」とのこと。行ってみると2階全体が「桐の粉人形館」になっていました。これ
			らも全て手づくり!
			
			
			「猫じゃらし学園」にはねこたちがスポーツをしたり、勉強したり。校歌まであると
			いうこだわりには驚き!なんだか不思議な空間。ねこだけではなく、ネズミたちの世界や犬、猿など
			動物を中心とした作品たちが展示されており、暖かい気持ちになる場所でした。
			写真撮影はできませんが、今回は特別に許可をいただき、ねこたちのいきいきとした様子を少し撮
			らせていただきました。ありがとうございます。
			さて、塗料も乾いたので箱に詰めていただきお持ち帰り。
			
			
			お隣に系列のカフェがあるというのでお邪魔することに。「カフェテラスわさび」さんは50席ほどの店
			内で焼カレーやクレープなどが味わえるカフェで木之元漆器店さんの蒔絵を施したグラスや器で提
			供。テイクアウト専用の窓口もあり、クレープやかき氷、ドリンクを注文することができます。
			
			
			今回はこちらでレモンスカッシュとレモネードをテイクアウトしました。入口のすぐそばにはテラス席もあり晴
			れた日にはぴったり!この日はとても暑い日だったので冷たいドリンクに日陰のテラス席が気持ち
			良くとても癒されました。木之元漆器店さんで絵付け体験をして、カフェテラスわさびさんでのんびり
			お茶をして、とても充実した時間を過ごす事ができました。
			アクセスもいいので喜多方に遊びに来た際には、記念に絵付け体験することも、お土産を買うのに
			立ち寄るのもいいですね。家族連れやカップル、どなたでも楽しめて、ここだけでも喜多方を味わえ
			る最高の空間でした。